秋分の日

本日は《秋分の日》

秋分の日は戦前、「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれていた。

これは、歴代天皇ならびに皇族の霊をまつる儀式を行う日のことだ。昭和23年に「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として、秋分の日と改名。

日本国民の生活に深く根づく祝日となった。

一方春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として制定された国民の祝日。

秋分の日と同じく、昭和23年を境に「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」から春分の日に改名された。

秋分の日・春分の日ともに同じ皇室行事を背景に持つ祝日ではあるが、意味には大きな違いがあることがわかる。

天文学的な違いはどうだろうか。

春分の日は、その日を境に夏に向かって1日の日照時間が長くなる。

一方、秋分の日は冬に向かっていくため、1日の日照時間が日に日に短くなっていく。

このように秋分の日と春分の日には、太陽の動きにも違いは見えるが、最も大きな違いはやはりその意味にあるだろう。

春分の日は春の訪れを祝う意味合いが強く、秋分の日は先祖を敬う意味合いが色濃い。

私事ではあるが、春分の日、お盆、秋分の日は、必ずお墓参りをする(#^^#)