駆け引き

昨日のスピード゙スケート新種目女子マススタートで金メダルを獲得した高木菜那レース運びには脱帽した。

マスコミ等の総評を見て行くと、レースが始まる前からの駆け引きの記事に目が止まった。

銅メダルだったオランダのイレーネ・シャウテンはレース前に、日本スケートチームのヨハン・デビット・コーチとの間に、こんなやりとりがあったとも明かしている。

「先週、ヨハンは私に、『全然良くない』と言ってきたの。それでも彼はナナを私の後ろにつけるように指示したのだから、私を優勝候補に思ってたんでしょうね。全員が私の後ろについていた。昨年は一度もW杯は表彰台に登っていないのによ。練習でも見てるのかな」

ヨハン・デビットはシャウテンの元コーチでもある。力量、メンタル面、すべてにおいて彼女のことを知り尽くしていたのだろう。試合前の駆け引きから、シャウテンは翻弄されていたのかもしれない。高木菜那の金メダルの裏には、詳細で綿密な計算が隠されていた。

と、記事に書かれていた。

どの業界も、一つの目標を成熟させる為には、始まる前から色々な戦略等の駆け引きをしなければならないと言う事忘れてはいけない・・・。