9月17日に行なわれたホワイトソックス戦の最終回、オオタニが迎えた第5打席、ホワイトソックス投手マイク・ライトJr. 明かにボールが荒れていた。
初球こそファウルでストライクを奪ったが、2球目に大谷の身体スレスレのボールを投げ込むと、3球目はワンバウンド。
そして4球目に投じた約145㌔の4シームが大谷の右ふくらはぎに直撃!
試合後のエンジェルス、マッドン監督の言葉を借りれば、
明らかに『間違いなく狙っていた』 と言うもの、この試合でホワイトソックスの主砲ホゼ・アブレイユがエンジェルスの投手から死球を受けていたため、報復の可能性があったからだ。
結局、故意死球と判断した審判はライトJr.を退場処分に。さらに猛然と抗議したトニー・ラルーサ監督も退席とした。
球場全体が騒然となった大谷への死球!
当事者であるはずのオオタニは、まるで自分が物議を醸している故意死球の論争とは、無関係であるかのような素振りを見せた。
ボールに当たった後、彼はホワイトソックスのギャビン・シーツと笑って言葉を交わしたのだ。
両指揮官が苛立ちを募らせたビーンボールにも微笑みで応え、オオタニはファンを驚かせた。
ここ最近の打撃不振を考えれば、フラストレーションを爆発させてもおかしくない場面、そんななかでも、海外メディアに「仏」を引き合いに出させるほどの余裕を垣間見せるだけ、『神様、仏様、オオタニ様』やね(笑)